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オウギハクジラ、完成。

モデリング完成ショット
アカボウクジラ科オウギハクジラ属、オウギハクジラ(Mesoplodon stejnegeri)。
体長5mほどのクジラで、オスの持つ、扇に似た形の歯が、和名「扇歯鯨」の由来です。

そして、私が実物を見、撮影したことのある、アカボウクジラ科の唯一の種でもあります…といっても、それは座礁した死体でしたが。



観察記録と座礁例より、日本海から北太平洋にかけて分布していると思われます。
胃の内容物からイカを捕食しているらしいことまではわかっています。

ところが、それ以外の生態は、殆ど知られていません。
動画、静止画を問わず、生きた個体の資料は、殆どないのですから。

オウギハクジラ属は種類が多く、どれも同じようにあまり知られていないので、海上で見かけても同定は困難です。
とくに、特徴的な歯の萌出していないメスを遠くから見分けることは、不可能と言ってもいいでしょう。

つまるところ、色や模様さえも、定かではないと…。



死体ならば、そこそこの頻度で打ち上げられています。
ですが、羽毛や毛皮を持たないクジラの仲間は、死ぬと本来の体色が急速に失われます。
例えば、昔の図鑑や文献では、スナメリが黒く描かれているものが少なくありませんが、これは画家が生きた個体でなく、死後、変色した個体を参照したためと推測されます。
そんな調子ですから、死体は、色や模様の参考にはなりません。

…ならない筈でした…。



先日、1972年に撮影されたという、座礁した生きたメス(または若いオス)の画像に出会いました。

なんと、その模様が、手元にある死体の写真と、非常によく似ていたのです。

1997年に私自身が撮影したものは、死後の体色変化が殆ど進んでいない、非常に状態の良いものであった可能性が浮上しました。

俄然、やる気が出ます。

不十分な資料でしたが、メスは茶色で作ることに決めました。
いっぽうのオスは、全身ぼぼ黒、というのが一般的な解釈です。



で、出来上がったのが、画像の2頭。
上がメス、下がオスです。



クジラの仲間で、雌雄の体色が顕著に異なるものは、少なくともアカボウクジラ科の他では、例がありません。
そんな観点からも、ほんとうに珍しい生き物なのかもしれません。



…が、いまだに、どちらか、あるいは両方、やっぱり間違ってましたわ、という可能性もあったりします。

まあ、そのときは作り直すことになるのでしょうね。
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テーマ : Seond Life(セカンドライフ)
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Author:儒艮堂店主
SecondLifeで、建築物、樹木、タイニーアバター、海洋生物などを製作中。

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