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エレベータ

夜明けのサトウクジラ

メインランド、Sansara大陸にある、FarwellというSIMの開発を、ひょんなことから請け負っています。

もともとは、私の作ったクジラやイルカを海に泳がせるだけのつもりだったのですが、それを観覧する通路とか、ほかの展示物の見せ方とか、提案というか口出ししていたら、いつの間にやら建築デザインの中心的な位置に…。

さて。

海中回廊2


クジラやイルカを観覧する通路というのは、海の中に作られます。
…とはいえ、なにしろ仮想世界の中ですから、アバターは海に入っても、溺れもしなければ衣服を濡らすこともありません。
海底をすたすた歩くこともできますし、海中どころか空だって自由に飛べます。瞬間移動もできます。
…まあつまり、はっきり言えば、通路なんて、なくても誰も困らないのです。
それでも、仮想空間に置かれた人間の心理というのは面白いもので、水と『隔てられた』透明なチューブ状の回廊があるとなんだか安心したり、逆に閉所恐怖症の傾向があれば、そのチューブの中で不安になったりもするのです。

チューブ状の回廊を作ると、当然、海上との移動手段が『必要』になります。
移動もまた、飛行でもテレポートでも、各人が好きにすればいいのですが、階段なりスロープなりエレベータなりを作っていないと、「これ、どこから出入りするの?」とか訊かれたりもします。

エレベーター


そんなわけで、スクリプトを書いて、エレベータまで自作する羽目に。

気密性とか耐荷重とかは、ぜんぜん考慮しなくてかまいません。
動力源も不明なままでOK。
…でも、動きだけは滑らかでないと「不自然」って言われたりします。
面白いことです。

このエレベータは水深およそ50mまで垂直に潜るので、シャフトは岸から数十メートル離れた海上に作りました。

すると、思いもよらず。

エレベータ夕景

エレベータ乗り場が、SIMでも随一の、サンセットビュー・ポイントになったのでした。

これが、このあと、いろいろとややこしいことになるのです。
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儒艮堂店主

Author:儒艮堂店主
SecondLifeで、建築物、樹木、タイニーアバター、海洋生物などを製作中。

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